Apple発表会から滲むプロセッサ生産の技術革新の鈍化
さて、夜間にあったAppleの製品発表会。
ハードについては事前にリークがあった内容がほとんどで、もはや毎年の答え合わせではあります。
懸念していた最新モデルに前年のCPUを使用すると言うリークは残念ながら現実の物となりました。
昨年の時点で無印とProで同じCPUではあるがスペック(GPU搭載数)に差をつける時点で歩留まりに問題があるか、価格が高くて少しでも下げたいってのは見えてた訳ですが…
発表会ではA15からは前世代のチップとの比較をしなくなった。
そして、生産プロセスはA15がN5P、A16はN4で増加したトランジスタ数は150億(4GPU版での言及で5GPU版も同じかは不明)から160億へ。
この数はかなり少ない。
ただ、Qualcommも鈍化してる感はあるのでスマートフォン全体で気軽に買い替えるアイテムではなくなった感は強い。
自社開発のCPUがAppleの競争力の源泉の一つではあったがそれが鈍化していることで今後のAppleの戦略がどうなるのかは注意深く観察していきたいね。